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A5判 119ページ 平成13年3月刊行
収録内容
新発見の北条家検地書出について 資料紹介
大磯町史執筆委員 則竹雄一
内容
この資料は小田原北条氏が、検地による年貢高を知行主や百姓中に報告した文書で現在18通が確認されており、新たにこの1通が追加された。
大磯町内寺社調査概報(1)
大磯町史資料調査員 島崎直人
内容
町内の中世以前の創建及び伝承のある寺社について調査を行った概報。今号は国府本郷、国府新宿、寺坂、東小磯地区を収録。
新館建築前後の三井城山荘 三井にみる「財閥転向」過程の一齣
大磯町史編集委員 松元 宏
内容
かつて県立城山公園の地に三井総領家、三井八郎右衛門高棟(たかみね)の別荘「城山荘」があった。
主に新館着工から落成までの様相を記述。
文集『磯の光』が創出する大磯の子ども像
大磯町史執筆委員 上田誠二
内容
大正13年から昭和15年頃まで刊行された大磯小学校の文集『磯の光』から、学校側が創出しようとした大磯の理想の子ども像を探る。
流れ仏の習俗について
大磯町史執筆委員 高橋典子
内容
大磯周辺の漁民は、漂流死体を「ナガレボトケ」等と呼ぶ。
遭遇した場合の対処に関する習俗を取り上げ、漁民の心意の一端を探る。
大磯町滝ノ沢所在の猫塚古墳について
大磯町史執筆委員 明石新・田尾誠敏・立花実
内容
昭和41年、故日野一郎が発掘調査した未報告の「猫塚古墳」。
大磯の古墳を知る上で貴重な資料の概要。
大磯町の甲虫調査・その後
神奈川昆虫談話会 高橋和弘
内容
「大磯町史9自然編」掲載の特に興味深い種の補足と、新たな追加種を解説。