A5判 99ページ 平成14年3月刊行

戦前期に大磯町 臨時職業紹介所が設立された経緯や、町内境についての民俗学的考察、高麗山遺跡の発掘調査、町内の蘚苔類・地衣類の概観についてまとめました。

収録内容

戦前期「日雇労働紹介」と失業救済土木事業

大磯町史執筆委員 佐々木哲也

内容

昭和恐慌は大量の失業者を発生させた。
救済措置として県や大磯町が行なった対策(職業紹介所設置、土木事業等)の分析と大磯の就労実態を論述する。


境界の民俗

大磯町史執筆委員 杉井純一

内容

大磯の虫送りや祭りの巡行、道祖神の祭礼などに存在する「境界」を例に上げ、「境界」の持つ社会的、象徴的意味合いを探る。


高麗山遺跡の発掘調査報告

大磯町史執筆委員 岡本孝之・立花 実
大磯町郷土資料館 國見 徹、七里ガ浜高校 上本進二

内容

平成13年2月、高麗山で行なわれた弥生時代高地性遺跡の発掘調査報告。
高麗山の遺跡調査の歴史にも触れる。


大磯町の蘚苔類・地衣類概観

県立生命の星・地球博物館名誉館員 生出智哉

内容

平成4~7年調査以降、宅地開発等が進み自然環境が変貌した。
調査から6年後の平成13年に再実施したコケの調査報告。