A5判 109ページ 平成16年2月刊行

収録内容

高度成長期神奈川県漁業協同組合の再生とその後の歴史 大磯町漁業協同組合の事例を中心に

大磯町史執筆委員 佐々木哲也

内容

昭和39年、国・県は各地漁協の合併を策定。頓挫した広域合併構想を大磯地区の事例を元に解き明かす。


大磯町における別荘と地域社会 別荘所有者の記憶を通して

大磯町史執筆委員 八田恵子

内容

別荘が大磯社会にどのような地位を占めていたのか、元別荘族3家、4氏に行った聞き取り調査をもとに、大磯での別荘生活、地域とのかかわりを探る。


別荘と道

元大磯町教育委員 飯田善雄

内容

明治・大正にかけて政財界・文化人が相次いで別荘を構えた。
しかし、急増する別荘に対応する道路整備が間に合わない。
町は寄付等をつのり対応を行った。資料、聞き取りをもとに述べる。
また、三井財閥所有であった国宝茶室「如庵」移築にもふれる。


石神台遺跡と縄文時代の配石墓

大磯町史執筆委員 山本暉久

内容

石神台遺跡は昭和47年、昭和61、63年に調査された。
大磯の縄文時代遺跡の中で、とくに注目される「配石墓」(主として縄文時代に行われた墓の形式)について再検討を行うとともに、地域的特性を考察する。


大磯町西久保、平遺跡試掘調査報告

大磯町史執筆委員 矢島國雄

内容

当町では、旧石器時代から縄文時代草創期までの遺跡は未だ確認されていない。
黒岩から採取された1点と西久保での1点のみとなっている。この遺物の関連を求めて平成11年に再調査を行った。